山口市で縮毛矯正、ストカール、トリートメント、酸熱トリートメント、前髪矯正、
今回のお客様は以前矯正でシューケットに通われていた方でした
防府市とやや遠いこともあってか、2年ほど足が遠のかれていました。
ですがある日久々のご予約で
『縮毛矯正で傷んでしまったのでカットしたい』とのこと
ご自宅ちかくの行きつけのお店でかけた縮毛矯正で
毛先がバッと広がるようになってしまったそうです。

【強めの前髪のクセも…】
このように、矯正したのにバッと髪が広がってしまう場合。
一見するとクセが戻った?ようにお客様からは見えるとと思いますが、
これは初期~中期の『ビビリ状態』です
ご自分の髪のクセではなく、
縮毛矯正の不具合によって起こった現象です。
近くで見ると、
くせ毛とは明らかに違う
チリチリと細かい膨らみ
ができています。
⬛︎ビビり毛、ばっさり切る前に
髪の毛は、のりまきのような構造と言われます。
海苔巻きって、ごはんを海苔で巻いてありますよね?
その海苔 = キューティクル
ご飯のぶぶん = 『コルテックス』
ごはんつぶ = 『コルテックス細胞』
というイメージでたとえられます。
ここからは私のなので、表現におかしいところがあればお知らせください。
ハイダメージ毛(ビビり毛)は、ダメージホールという穴がたくさん空いています。
のり巻きから、ご飯がたくさんこぼれちゃってるんですね( ノД`)シクシク…
もちろん、海苔も裂けたりあながあいていて、そこからごはんが出てしまうわけです。
・海苔に空いた穴や隙間からからご飯がボロボロ溢れてしまう
・ご飯粒がなくなってあっちこっちが空洞 = 海苔巻き全体がヨレヨレ、ふにゃふにゃ
=ビビリ毛(ヨレヨレの髪)
というイメージです。
実際の成り立ちには熱や水分などが関わるため、あくまで
どのようにして真っすぐに見せるのか。という目的に向けた中での
ごく簡略化した例えだと思ってください。
ビビり毛は不思議なことに、濡れている時はちゃんと形になっていることが多いです。
濡れてさえいれば矯正でビビってしまった髪はきちんと真っ直ぐに見えるし、
パーマでも濡れたらクルンと出たりします
。
ですが乾くとただ『傷んでしまった』というレベルを超えた広がり方を見せ、
カールもストレートも跡形も無く、ただチリチリしている…
濡れている時は空洞が水によって埋まっているため、
それなりに形をたもっています。ご飯粒の代わりに水で満たされているわけですね。
ですが水は蒸発します。
乾いて空洞が復活することで海苔巻きがヨレヨレになってしまうため
水のかわりにスタイリング剤を満たしてあげることで
海苔巻きの拠れ(=髪全体のチリつき)を修正できるという流れになります。
ですがトリートメントはあくまで髪全体のコンディションを向上させたり、施術による残留薬剤除去、
長期持続などを目的にしています。
トリートメントメニューは、
非常にダメージした状態であるビビリに対しては、髪質により
とてもよく効く場合もあれば、
効き目がわかりづらい場合もあります。
ビビリ毛に対してはピンポイントで最大に効かせないと太刀打ちできませんよ!!
極度の乾燥には、コンディションとか優しい事言ってないで
それなりのかなりの油分(ただしべたつかず不快感のないもの)をスタイリングとして毎回
使用することが、非常に効果的です。
もちろんスタイリングなので次の日以降の持続性はありませんし、
ビビリを直す効果は一切ありません。
それでも、まさかベリーショートになるわけにもいかず
途方に暮れておられたお客様に、お役に立つパターンが多いです。
オイルじかづけのブローで
ここまできれいに収まりました(^^)/
ブローっていうと皆さん激しく抵抗を覚えられますが、
くるくるドライヤーがあると髪をとかすだけでブローになるので
やらなきゃ損です。
もちろん手間かからないし見た目は激変します。
オイルをつけただけでも空洞が埋まりビビリが落ち着きますが、
ブローで驚きのツヤツヤ内巻きになるので絶対やった方がいいです
(外巻きでももちろんいいんですよ笑)
■なぜ矯正でビビリ毛になるのか
ビビリ毛というのは古くからあり、経験された方も多いと思います。
一言でいえば、
『髪の体力』を上回る薬剤(アルカリ&還元剤)を使用してしまうことで起こります。
髪の体力が削られている状態
・もともと乾燥毛やエイジング毛である
・髪が細いタイプ
・普通毛でも前髪などの弱く細い部位
・頻繁な白髪染め
・頻繁なアイロン
・白髪染めの薬剤が髪に対し強すぎる
・体調や紫外線など、髪が弱る要因がある
・極端な引きちぎり(間違ったブラッシング)によるブリーチ並みのハイダメージ
・矯正毛、パーマ毛である
パッとかんがえつくまま列挙してみましたがこれぐらい出てきます。
これらはビビりやすい条件といえます。
一歩間違えば、そのままビビってしまう状態というわけです。
また重複すればするほどビビりやすくなります。
例えば『ただでさえ毛質が細く、白髪染めを入念に長時間塗布し、紫外線も当たり、アイロン刺激も多い』という前髪のビビリが多く見かけられるというケースが増えます。
また最近増えた例として
『ダメージレス矯正というのをやったのにビリビリになってしまった』というお嘆きもあります。
これは、アルカリ矯正の時代は、まずい場合は目に見えてとけはじめるので急いで流すことができた
(ビビらなくてもぱさぱさになります)
酸性矯正の場合はあまり膨潤しないため溶けずに内側のダメージが進行するためビビります。
美容師とメーカーの連携が不足して場合や理解が不十分の場合、『酸性だから傷みにくいから大丈夫でしょう』と
弱っている既矯部にオーバーな薬剤を塗布してしまい、ビビるという流れと思われます。
いずれにせよ、
弱った部分に薬剤がついてはいけない
=新生部と既矯部は厳密に分けた塗布テクニック
が必須と言えます。
【 ↑既矯部にわずかに付着したストレート剤 】
根元にはしっかり伸ばす薬剤をたっぷり塗布。
毛先側には逆に絶対についてはいけない。
理屈はそうでも、同じ一本の髪を操作する以上
毛先側(既矯部側)にも必ず薬剤がのびてます。
毛束中央のキラキラしている部分が付着してしまった過剰な薬剤です。
【 既矯部の薬剤は拭き取ったり流したりして、徹底して落とします 】
【 流して拭き取ったことで綺麗になりました 】
ひとりあたり10万本の髪を、時間差なくムラなく塗布し、
同時に不要な薬剤は徹底除去する。
これらは、ある程度の熟練が必要になります。
また、短時間を売りにした施術メニューの場合省かれやすい部分と言えます。
当店は現在、2021年6月現在スタイリスト二名で担当させていただいております。
二名共美容歴15年を超え、ヘアケアマイスター資格取得や訓練を重ねており、
矯正の危険性なども熟知しております。
この細かい作業が不足した場合は部分的なビビリが起こります。
全体的なビビリは薬剤選定の誤りか、毛髪の履歴の共有不足です。
部分的にムラなくビビる場合は、毛質とアイロン履歴への考慮が不足していたと思われます。
極端なアイロンやブリーチ、あまりに頻繁な矯正や格安店の利用などは
ある意味お客様ご自身も覚悟が必要なケースですが、
全くお客様に過失がないのにビビってしまったという悲しいケースでのご来店も時々あります。
医療と同じで100%はありませんが、
ビビらせないように細心の注意を払います。
お悩みの方はご相談ください。
↓前髪がビビってしまったケース
↑before
↓after
【前髪矯正後毛先がビリビリに…】 3月頃 T様
非常にダメージしているため薬剤処理はできません。
スタイリングと、カットを自然に修正して仕上げました。
スタイリングといってもこの写真ではアイロンは使用していません。
アイロンの過多使用、前髪が細い、高温、カラーダメージ(特にセルフカラー)、
強アルカリでの前髪矯正…
悪条件が重なれば重なるほどこの状態は起こりやすくなります。。。
【上記T様の『根本折れ』を修正①】 5月中旬 T様
〇の中のように『カクっ』と折れた状態…
根元にできているのを見たことのある方も多いと思います。
『根本折れ』といって、髪の毛が柔らかめだったり矯正処理の1剤が固いタイプだったり
塗布技術に問があるなどして、地肌に1剤が付着し
異常な矯正になってしまうケースです。襟足にもたくさんできていました。。
できやすい場所はハチ下、えりあし、前髪、トップです。
特徴として、普段よりも異様にペタンコで不自然な矯正になったと感じられる場合は
これが出来ている可能性が高いです。
【上記T様の『根本折れ』を修正②】 5月中旬 T様
酸性矯正でダメージを最低限に抑えながら、
『折れ』ていた部分を修正することができました。
ですが、折れ部分は必要以上に還元が進んだ状態で
切れ毛もたくさんできていました。根元から3センチ目に
短い髪が集中しています。
【白髪染めと併用で折れも…オイルカラーと酸性矯正でハリのある本来の髪質へ!】 2021年中旬 A様
お仕事にボランティアにご家庭に忙しく奔走しておられるお客様、
どうしても忙しいと他店アルカリ矯正で傷んでしまい当店に来られる…の繰り返しでした。
半年強(2回分)酸性矯正にすると、本来のハリと芯のあるしっかりした手触りが出現!
オイルカラーも大変あっておられたので激変でした!!もう傷めたくありません…
↑before
↓after
【ビリビリになってしまった髪の毛の修正】 3月ごろ T様
正確には
before After(矯正)
After2(矯正後しばらくしてカットにご来店)
遠方のためなかなか来られず、白髪染め+アルカリ矯正の定番コンビで
ビリビリになってしまったお客様でした
最初にスタイリング剤でも非常にきれいになりましたがショートにするわけにはいかず
根元を酸性矯正しながら切れなかった部分を徐々にカットし、
とてもきれいになられました!!
ちなみにいつものポリッシュオイルしあげが爆発的に効くのでお勧めなのですが、
撮り忘れてしまったようで写真がありません( ノД`)シクシク…
めちゃまとまるのになあ。
【他店であまり伸びなかった縮毛矯正】 2020年末ごろ K様
新田が約10年前に担当させていただいたお客様ですが
矯正がうまくいかない…とお悩みの時に
口コミで当店に再来店下さいました。
カットはあまりしていませんが
酸性矯正でしっかり伸ばしてスタイルが激変しました☆
【白髪染めでも酸性ストカールでこんなに綺麗な矯正+カール】 4月ごろS様
やや明るめの白髪染めをされていますが、ずっと当店に通っていただき
酸性矯正や酸性ストカール、ウルティアBSトリートメントや
ホームケアもしっかり利用していただいているため
本来のハリのある毛質を保って、
矯正毛+白髪染め毛+ロング という難しい条件でも、
毎回すっごくきれいにカールを出させていただいています。
楽しいです(^o^) むしろ自分もこの髪をしてみたいと思わせる
正統派ロングウェーブです(^^)/
【ノンアルカリうねり改善を利用】 T様 2021年春
縮毛矯正するほどでもないくせ毛の場合
ノンアルカリうねり改善(髪質改善 / 酸熱トリートメント)の利用で
ここまできれいになることも。
ダメージもほとんどなくお勧めです。
http://ch-q.jp/山口県山口市美容室News/山口県山口市美容室-矯正料金改定
この記事の内容は執筆当時のものになります。
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美容室シューケット オーナー兼スタイリスト
新田みどり
☆ここからはお知らせです☆
≪当日予約について≫
当店は完全予約制の形式をとっておりますが、
当日でも空き時間枠があれば予約大歓迎です☆
Eメール、HPからのメッセージは
チェックが遅れる場合もございますので、
直前の場合はぜひお電話くださいませ。
ラインの場合は直前でもOKです(^^♪
当店へのご予約・お問い合わせは
tel 083-996-4760
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等で受け付けております。
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ご予約、お待ちしております!!
※少人数で店舗、仕入れ、清掃、サロンワーク、
web運営などを兼務しており、なにかと
不行き届きがあるかと存じます。
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お手数ではございますが上記番号までお電話くださいませ。
営業時間外でも転送により対応しております。