山口市で縮毛矯正、ストカール、トリートメント、酸熱トリートメント、前髪矯正をされる方はぜひご来店ください。今回ご紹介は矯正の失敗によってビリビリになってしまったケースへの対応です。当店ではビビリの修正は承っておりませんが、切るわけにはいかない長さ(切るとベリーショートになってしまう等)のケースについて、どのようにすればストレスを減らせるかという記事になります。直せるわけではない旨はご了承ください。防府市、萩市、美祢市、小郡など、遠方のお客様にも多くご来店いただいております。
ビビり前髪応急処置
縮毛矯正された方で、一部の方が経験されたことのある『ビビリ』という状態…
お手入れがしづらいですよね。また、カットできる部分ならまだよいのですが
切れない部分までビリビリ・ちりちりになってしまうとさらに深刻です。
化学的ダメージやエイジングなどで弱った髪の毛に対して
薬剤パワーが強すぎた場合(熱の当てすぎなどの場合にも)
発生しやすいです。
【ご注意ください】
当店では、ビビり毛の修正は行っておりません。
修正自体は全くの不可能ではないようですが、
リスク・難易度の高さから、当店ではスタイリング・トリートメントを中心とした
『できてしまった対策』を中心に承っております。
ビリビリ・ちりちりになってしまうとお悩みは深刻です。
他店で矯正したけどチリチリになった前髪をどうにかしたい…と来店されたお客様
お忙しい時間帯、市内でも少し離れた場所からお越しくださいました。
たしかに広がりと突き出た感じでスタイリングに手間取りそうな状況です
【来店時】
写真は2Dのためわかりづらいのですが
一本一本がピリピリと曲がった状態です。
『折れ毛』は根元に発生しますが、
このような状態は毛先中心に起こるのが特徴です。
状況によっては中間に発生することもあり、より重篤です。
【まずはカットを修正】
ご本人はアイロンしてもうまくまとまらない、
どうすればいいのかわからない…とお困りでした。
お客様には上記のとおり、修正自体は難しい旨をお話ししました。
この前髪の状況に対して
今できることは以下の❶❷です。
❶カットがそもそもぱっつんなのでまずデザインを修正
❷ビビりを抑制できるスタイリング解説
【カットで大きく変わりました】
まずはぱつっときり揃えられた前髪に少しだけ段を入れることで
コケシのような印象を和らげます。
比較的状態の良い横の髪を貰ってきて、
サイドバングを新しく作りました。
流れるような自然なデザインに切り替えることで、
さらにコケシ感の抑制を目指します。
【サイドバングの嬉しい効果☆】
カットのデザインをする時に、前髪の幅が狭すぎると横の髪との隙間がぽっかりあいて、髪が薄く見えてしまいます。
サイドバングを作ることでそこを覆う効果があるのですが、その分
ビビった部分だけでなく、新しく健康な横髪を前髪の一部にすることができます。

※アイロンは必要ではありません
【スタイリング剤とブロー】
当店で人気のスタイリング剤を、
慎重に根本は避けてやや多めに前髪に塗布しました。
それからしっかりめにブローすると、
一時的にビリビリしていない仕上がりにすることができました。
【この方法で(一時的に)ビビってない状態にできるのはなぜ?】
ビビリ毛は、濡れると真っすぐに見えるのですが、乾くとビリビリと縮れてきます。
髪の中やキューティクルに多数亀裂が入って、濡れている間は水で膨らんで真っすぐさを保てるけど
乾くとそこが空洞になって縮れてしまうイメージで考えるとわかりやすいかも。
その空洞を一部のスタイリング剤が埋めてくれるので
濡れた時のように真っすぐ感のある状態を再現できる…と捉えています。
実際は電子顕微鏡の世界なので、ちょっと違うかもしれません。
付け方の量やブローなどコツがあるので、お困りの方は
【前髪矯正】(根元の矯正がある場合)
【前髪カット】などで実際に見せていただけたらと思います。
アイロンはできるかぎり『少なく』『優しく』
時々今回のようなケースでのお客様が来られます。
一番の原因は、『【弱った髪】に対して強すぎる矯正の薬が付着した』ことです。
美容師が施術時注意を払うのは当然のこととして、
お客様側の髪の扱いも、アイロンは手術・劇薬のようなものと考えて
できるだけ優しくしていただきたいと思います。
髪を傷める要素
1.暗めカラー < 明るめカラー
2.サロンで染める < ご自分で染める
3.ブローで仕上げる < アイロンで仕上げる
4.アイロンを軽くかける < アイロンを強く何度も完璧に伸びるまでかける
5.健康毛 < エイジング毛
…
それぞれ、< の方がダメージは重くなります。
また、1 と2の両方、さらに3など、複数要素が当てはまるようなケースだと、
単純な足し算ではなく掛け算のようにダメージが加速し、予想以上の結果を起こしやすくなります。
ご自宅ではできるだけ髪の体力を削らないようなお手入れがベターですし、
美容師側にはそれをわかりやすくお客様に伝えるという使命があるかなと思っています。
前髪にアイロンを掛けるなとは申しませんが、
アイロンを掛けるにも低温で極力回数低めにする
(予めブローである程度クセを直し、アイロンは一回だけにする
/前髪矯正を掛けるようにして、アイロンの回数を極力抑える/
毛先の丸みは、低ダメージで自然なマジックカーラーを使用する)
等のコツを実践していただけるとビビリリスクを減らすことができます。
ご参考になれば幸いです。
この記事の内容は執筆当時のものになります。
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美容室シューケット オーナー兼スタイリスト
新田みどり
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