【『脱矯正』する前に…】
『髪の毛が膨らみやすい』
よくあるお悩みですが、
その中でも特に、非常に大きく膨らんでしまうタイプのお客様がいらっしゃいます。
こちらのお客様は、頭は小さいのに
髪の毛がボリュームが出るために、
シルエットも大きくなっていらっしゃいました。
このタイプの髪質の場合、
矯正しても2-3ヶ月でかなり膨らみますね。
伸びてきた時の不自然さは気になる。
矯正は卒業したい。
でもアイロンも傷むし大変、雨で元に戻ってしまう…
なかなか答えの出ない問題ですが、
1つ言えるのは、
縮毛矯正が中途半端(弱め)
などだとかけた直後から膨らんでしまう。
その結果すぐにアイロンをかけたり、すぐに次の矯正をかけたくなってしまう。
また、縮毛矯正が敬遠される理由の1つとして、
しゃきっとまっすぐに飛び出した毛先の不自然さ、
根本が伸びてくる数ヶ月後により一層毛先が飛び出してしまう不自然さなど。
中途半端な矯正だと、
『かけてもかけなくてもそんなに変わらないならかけないほうがマシ』
『伸びた時に毛先が飛び出すと、いくらボリュームが落ちてもあまりにも不自然』
などが、矯正を敬遠される理由だと思います。
けれども、その分
「中途半端ではなくきちんとしっかり癖を伸ばすことで、収まりが長持ちする」
「ストカールに切り替えて自然な丸みがつくことで、伸びてもそこまで毛先が飛び出さず自然になる』
という対処の方法があります。
かなりクセと毛髪強度が強い場合、
傷めたくありませんがある程度の薬剤強度も必要になってきます。
(これは美容師側のジレンマですね~)
このような場合、多くのお客様は毛先にアイロンを繰り返しかける、
もしくは縮毛矯正をかけられている、
または入念にブローされているなどの理由で
毛先はかなりダメージしていることが多いです。
そのような毛髪に、元気の新生部と同等の薬剤は使えません。
過剰なダメージの原因になり、
第1段階 パサつく
第2段階 ところどころに切れ毛
第3段階 カールがつきにくい
第4段階 まとまって溶け落ちてしまう
といったリスクがあります。。
また、カラーリングや加齢などの要因が複合的に重なるとよりリスクの段階が上がっていきます。
これはアイロン前の段階です。
薬剤によって強いクセがかなりほぐれ、頭のボリュームが激減しています。
脱矯正を考えたこともあるということで、
ボリュームダウンだけでなく、極力
不自然さを感じさせないよう、
『フンワリしたストカール』に仕上げました。
毛先が丸いのは当然のこと。
さらに当店では、
これまで難しかった
『ショートでも』
『中間・表面の』ふんわり感を実現しています。
施術完了↓↓
ふんわり感は演出できましたが、
毛先は、もともとの傷みを極力進行させないために
弱い矯正にとどめており、なおかつもともとダメージした状態だったので、
少しまとまりづらさが出た状態です。
こんな時こそ、
スタイリング剤をつけると…
軽く乾燥してしまっていた毛先が、
自然にまとまりました!!
ストカールが完了した後は
カールさえ出せれば、
まとまりは出てくるのです。
そこに、アイロンやブローなど、
熱の力はほとんど必要ありません。
このように、髪を曲げた状態で縮毛矯正しておくと
伸びてきても毛先が突き出ることがなく、
不自然さは最小限に抑えられるのです。
理想は、お手持ちのアイロンはメルカリで売ってもらって(笑)
3-6か月ぐらいで根元を矯正し、
2~3回おきに毛先にカールをつける。
毛先をまとめるのは、アイロンではなくスタイリング剤。
脱矯正ではなく、うまく付き合って最高のキレイに。
脱矯正したいけど、結局スタイリングが大変すぎ、矯正に戻る。
戻ったらそれはそれで不自然さが気になり、脱矯正したくなる…
その繰り返しでお疲れの方は
ぜひ『ふんわり自然』『クセはしっかり伸ばす』を両立したストカールをお試しください。
例えば、
6月…一年で最もクセの出る梅雨前は、ストカールでしっかり伸ばしておく。
7-8月…夏の湿気には前髪やトップの矯正でしっかりツヤ出し、
10-2月…秋冬の乾燥時期には、
【エヴァロイド髪質改善】でボリュームダウン&子供の髪のようなツヤを出すことができます。
↓
ダメージはほぼゼロ。矯正と違い、還元剤・アルカリ剤という
2大ダメージ源をつかわない手法です。
年間を通じたご提案で、ストレスの少ない、傷みの少ない髪の毛も実現可能です。
ご相談ください。
美容室シューケット(chouquette)
オーナー兼スタイリスト 新田みどり
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